◆ 「日本現代工芸展」で見かけた 江戸切子~★

春風

2010年10月02日 00:22

NHK「日曜美術館」で、 「第57回 日本現代工藝展」 の特集を見ました。

   題して < ~技と心 現代の匠たち~ > ( ちなみに、明日 再放送も ありマス~♪ )

       春風は、、、30代の 小川郁子サンの ガラス作品が 印象的でした!



日本工芸会 奨励賞  被硝子切子鉢 「雪の夜」


「江戸切子」と言えば、、、鹿児島の斉彬公の「薩摩切子☆」とは対照的に、

    なんとなく、下町庶民的 日常雑器ぽい 少しチープ★な イメージでしたケド、



   
彼女の斬新な 作品、、、皆既日食や 雪の結晶や 青いバラ やら の

      <自然>を モチーフにした 斬新なデザインが とても ステキ☆でした。




特に、優美な 「曲線」 の表現に ビックリしました。
       薩摩切子のような 華麗な<ボカシ>こそ 無いけれど、
            大胆な デザインと 確かな技術に ウットリ~☆☆☆


およそ2000点の中から 選ばれた 16点の 受賞作品が
      何人かの 作家さんの 密着取材映像とともに、紹介されましたが、、、


・・・ひそかに、着實に、世代交代が 進んでいるやうで、
     「これまでにない 伝統工藝」 という Contradiction が面白かったです。





追記1  番組の冒頭では、先日の 「藝 祭」 の準備風景なども出てきて、
          勝手に、お懐かしかったです。。。 (^_^メ)♪






追記2  6年前に、パリの 「バカラ美術館」で、いろいろな ガラス作品を観た時、




   不遜にも、「薩摩切子の方が ずっと綺麗!」なーんて思ったものでしたが、





     ・・・ まさかの、 江戸切子 の 逆襲★ でした。  (;^_^A。。。



◆  「第57回 日本現代工芸展」 ◆

             2010/9/22~10/ 4  日本橋 三越
             2011/2/10~ 2/14  福岡天神 岩田屋 



◆◆  日曜美術館 「第57回 日本現代工芸展」 ◆◆

             NHK  2010/9/26 (日)  9:00~10:00
             再放送 2010/10/3 (日) 20:00~21:00



<番組情報>

  「技と心 現代の匠たち 第57回日本伝統工芸展」


                ゲスト   金子 賢治さん (茨城県陶芸美術館長)
                      片岡 亀蔵さん (歌舞伎俳優)


戦後、急速に生活スタイルが変化していく中で、
       存続の危機に さらされた 日本の伝統工芸。

昭和29年、各地に伝わる 工芸技術の 保護・育成のために 誕生したのが、
     「日本伝統工芸展」である。

陶芸、漆芸、染織、木竹工など 七つの部門で、現代の匠(たくみ)たちが、
     技の限りを尽くして競う “工芸界の日本一決定戦”。


番組では、およそ2000点の中から 選ばれた 16点の 受賞作品を紹介。

作家の工房を訪ね、磨かれた技と、作品に込めた思いに迫る。


雪の結晶をあしらった、被硝子切子鉢 (きせがらすきりこばち) 「雪の夜」で
    受賞した 江戸切子の 若手作家、小川郁子さんは、

日常生活で 興味を持った話題を、大胆に デザインに 取り入れて、
   自由奔放に、小川さんならではの 作品づくりを楽しんでいる。


石川県の吉田幸央さんの 「金襴手彩色皿(きんらんでさいしきさら)」は、
   にじんだ色合いや 朽ちた雰囲気を持つ 味わいある器。

吉田さんは、100年あまり続く 歴史ある窯元の 四代目。
    代々 続く 技法を取り入れながらも、新たな表現を 追究し 続けている。


豊かな自然に インスピレーションを受けて 制作を続けている、
   福岡県の松枝哲哉さんの 久留米絣着物(くるめかすりきもの)
      「遥光(ようこう)」は、ある日 見た 星空が きっかけとなった。

そこには、自然を慈しみ、命の輝きを 描きたい!という強い思いがあった。
 
                     ( NHK HPより抜粋 )

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