2010年10月10日

◆ 映画メモ 「ミツバチの羽音と地球の回転」

今宵は、、、なんとなく、Dejavuなタイトルに 惹かれて、、、

<国際オーガニック映画祭>「土の世界から」 「あぶない野菜」 に引き続き

  本日、ナント 3本目!の映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」
        自主上映會に 足を 伸ばしてみました。

       テンパークの一角の「鹿児島県教育會館」って、初めて、入ってみました。


で、この映画でも、、、ついつい、またも、
        暗闇で、メモ★ってしまいました。 (^_^メ)


  今日は、なんだか、終日、大學の 講義 のやうな 映画鑑賞。。。



・・・真正面の 4km先の 田ノ浦湾の、「上関原子力発電所」計画に、

     28年!も、反對運動★を 続けている<祝島>の人々・・・



◆ 映画メモ 「ミツバチの羽音と地球の回転」


・・・なんとなく 遠い存在と 思っていたけれど、、、
     「もしも、我が家の 真正面の 4km先の、大好きな 桜島に、
         もしも、そんな原発計画が 出來た と したら・・・!?」 と 思うと、
             決して、他人事 じゃ ない 氣も。。。


・・・それに、世界の潮流は、既に、再生可能な自然エネルギーだし~★


               ・・・とかとか、いろいろ 考えつつ、歸路に 着きました。


      映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」


鎌仲ひとみ監督

前作、「六ヶ所村ラプソディー」では、
   原子力産業の 最前線で 生きる <六ヶ所村> の人々を 取材しました。

どのようなエネルギーを 選択するのか、今、私たちは 問われています。
  地球温暖化という、国境を越えた環境破壊 が進む時代に生きる私たちは、


私たち自身の生活が、環境破壊につながる
               という ジレンマに 直面しています。


このジレンマを解く道はないのか、と、作品で 改めて 問いかけたいのです。
  構造的な環境破壊を 根本から見直し、新しいエネルギーの作り方、使い方を
     探りながら、社会のシステム そのものを シフトしていかなければ、
       未來がないことを、多くの人が 理解 し始めています。


では、どのようなエネルギーに、社會に、
    どうやって、シフト していけばいいのでしょうか?



私は、そのヒントが、スウェーデンにあるのではないか、と注目しました。

  スウェーデンは、脱原発を 國民投票で決め、2020年までに
      石油に 依存しない 社會づくり を めざしています。

実は、エネルギーを シフトする背景には、民主主義や 情報の透明性、
   そして、人権意識の高さ が あることが見えてきました。


スウェーデンはCO2を削減しながら、ゆるやかながらも
   経済成長を続け、質の高い福祉を 實現しています。


日本とスウェーデンの違いはいったいどこにあるのでしょうか?

目下、山口県上関町で新たな原子力発電所の建設計画が進められています。

この原発は、瀬戸内海の入り口にある 美しい湾を 埋め立てて 建設されます。


この原発予定地の真向かいに位置する<祝島>の人々は、
    原発建設に、28年間、反対してきました。


しかし、島民の思いとは うらはらに 計画は進んでいます。

埋め立て予定地、田ノ浦は、海底から 淡水が湧く 多様な生物の楽園です。

祝島の漁師にとっても最高の漁場です。
   祝島の人々の暮らしが 持続可能 でなければ、
      私たち自身も また、持続可能 ではありません。


「持続可能」という言葉は実に多様な意味を含んでいます。
   その中でも、私が 最も 大切だと考えるのは、
       <自然の法則に逆らわない> ということです。

今回の作品で表現し、傳えたいと思っているのは、
   普段、私たちが 見過ごしている 自然循環の大きな力です。

それを、敵にするのではなく、共に 生きる という 感覚です。
   実は、私たちの先人たちが そうやって生きて、
      1000年も2000年も 文化や地域を 持続 させてきたのです。

その生き方を 再発見し、現代のテクノロジーと共に
   生かしてゆく という 課題が あります。

それが、私たちの持続可能で、安心できる未來のイメージとなるのではないか、
   という 予感がしています。


一方で、絶望的 とも思える 現実を 直視 しながら、
   もう一方で今、存在する可能性と希望を、それがたとえどんなに小さくとも
      あきらめない、そんな眼差しを持って 制作したいと望んでいます。


この映画、は旅するカメラの 記録です。
   まったくかけ離れた場所で生きる 人間の営みを 一本の映画にすることで、
私たちが、これから どうしたらいいのか
   見えてくるのではないか?と期待しています。

社會をシフトする 人間の エネルギーや ネットワークが生れるための
   メディアになりたい、と思っています。







<< 春風の 暗闇 MEMO >>


  瀬戸内、祝島。
     人口 5000人→ 現在 500人 過疎の島。

  886年から続く 「神舞」。 国東半島から、御神体が來る。
     4年に一度、5日間、出船神事など。
       當時、暴風雨の航海で、助けられた御禮に、島へ、種と農耕を傳えた。
          古來からの、半農半漁の島。

   原発が出來ると、7度 上昇した排水が、毎秒190トン、海に出る。
       CO2を出さない とはいえ、別の 悪影響の 懸念★
           瀬戸内の多様な生態系、ホットスポット。

   當然、潮の流れ、潮目が変わるだろう。
       上関(カミノセキ)町。
   漁業に影響が無い、と言いつつも、漁業補償金 5億4000万 提示される。
       でも、生活感 から 出た 「反對運動」 補償金は、受取拒否。
           今、そして、将来の 「生活の場」が掛かっている。

   町議会は、8:4で、埋め立て認可へ。
      県知事も、田浦 埋め立て許可を出す。。。

   お元気喫茶 「きずな」
      推進派 vs 反対派。 人間関係のもつれ。

   山戸貞夫さん、25年 反對派の代表で、町議。
      男手ひとつで、息子・娘の育児にも 手が回らず・・・。

   原発=CO2削減、という 國のエネルギー政策。
      もはや、反對はできなくても、、、引き伸ばせる。
         その間に、社會状況が 變わる のを 待ちたい。
             ・・・今や、それしかない。

   太陽光発電システムなど。
      世界では、再生可能なエネルギーを使う 潮流へ。


   オーバートオーネオ市。 スウェーデン北の 小さな街。
      5000人宣言。 持続可能な街へ。

   クルト 前 市長。
      まず、「エネルギーの自立」から。

   風車。 村民たちの提案で、地域づくり。
      自分たちの持っている資源で。

   環境裁判所が、森を守る。
      風で、需要の半分は、まかなえる。
          立地など、環境裁判所が きびしく制限★

   「環境法典」
       次の世代に、「健康」と「良い環境」を残す。

   スウェーデンの議会、議員はボランティア。
       アニカさん、夫婦で 協力して、5人子育て中。

  温水暖房システム。
      電氣は使わない生活。
         石油燃料をつかう家は、激減。

  日本も、自然エネルギーを使えないのか?
     温泉とか? いつまで、石油を 買えるのか?
        木質バイオマス原料。木くずの活用で、
            70度の温水を、70軒に送るシステム。
               電氣 500万Kw分。
        結局、年間1300万円分の電氣代 節約に。


  安価な輸入野菜 激増 ↑↑↑ で、農家は 激減 ↓↓↓ 100軒 → 4軒
     村營で、新しい營農システムを 構築。
        搾乳など、すべて、コンピュータ制御で、人手 を掛けない。

  農業を 「株式」 にして、689人が投資。
     4人で、運營。
        ゆくゆくは、ヒトの屎尿や、生ゴミも活かしたい。
            今は、ジュース工場の絞り滓を、400頭の牛のエサ。

  計画が成功すれば、産廃も エネルギーになる。


  自分がやる!と決める。
      でないと、何も變わらない。
           ・・・變化は、進行中。

  ストックホルムで、電氣自動車の愛用者。
      「環境認証」のついた電力 を選んで利用。

  「えっ?日本は、自由化されてないの?」
      スウェーデンは、12年前から
          < エコマーク付きの電力> が 選べる。
              ミドリの電気。 風力は半分。

  石油戦争があった。 ペルー 對 エクアドル
     實は、エクソン VS シェル。

  スウェーデンの なんとか?インスティテュート。
     「スワンマーク」、 厳しい基準。
        エコマークで、企業を動かす。


  電力の自由化。
     → 電力會社は、市民の選択に さらされ始めている。

  ??社。ノルウェーから、スウェーデンへ進出、
     しかも、出版事業から、電力事業へと参入してきた。
         「環境」という付加価値 で、成長。
     教育レベルの高い、意識の高い層をターゲットにしている。
         「省エネ」を商品化。
             楽しくて、儲かって、タメになる。

  スウェーデン。
     持続可能社會の視点では、
        まだまだ、5倍★の CO2を出している現状。。。
            2020年までに、石油に依存しない社會へ。

  ヨッテボリ。脱石油。
     地域暖房=工場排水でまかなう。
        従来は、熱い排水を 川や海へ流していた。

  太陽エネルギー發電。
     莫大な投資だが、、、一度できれば、熱 → 電氣。
        國民投票で、コジェネ施設へ。
           個々の屋根より、パネルが 効率的。
              今や、中国でも、アメリカでも、拡大中。

  1風車の 1回転で、50円。


  「波力発電」
     物理学で言うと、 「波力」が、もっとも、効率的。
        日本は、ココの3倍☆は、あるハズ。

  化石エネルギーの10000倍が、太陽から注いでいる。
     <祝島>の日照時間は、スウェーデンの2倍☆


  祝島の耕地の3/4は、休耕。
     ウジモトさん、35年ぶりにUターン。 
        豚が耕す、休耕田で 作物。
            残飯や色味の良くない美味ビワが エサ。 うんち入りの土。

  孤島での農業は、<病原菌が入りにくい恵まれた環境> とも言える。
     父は、原発推進派だった。
        祝島の農業、マーケティング的に、面白いかも。
            ブランド化したい。 島全体で、生きていく。
               美味しい無農薬のビワなど。

  祝島の真正面の、何も 無かった 田ノ浦湾(原発予定地) に、
     道路など、次々と、人工物が増えてく。

  ブイ工事、阻止のため、祝島の島民たちは、
     毎日、夜明け☆から、日没★まで、通い続けた。
        このまま、工事が出來なければ、許可が、期限切れになる。

  しかし、50日目の、夜明け前(=約束違反)に、ブイ設置が強行されてた。

  中止署名は、全国から61万人分。

  27年目にして、工事中止の件で、
     台船上から、中国電力、初の話し合い。

  「どうせ、一次産業では、食べてはいけない!」と言われても、
     ヒトは、一次産品を食べて、生きているのでは!?


  日本政府は、今後、14基の原発を 新設予定。

  青森の処理工場、未だ、稼働せず。

  自然エネルギーだけで、需要の100%を 満たせる試算。

  環境エネルギー政策研究所 イイダさん。
      風力発電に対する、國の支援は、手薄。
          電力会社の独占状態。安定。變われない。
 
  「電力独占」と 「原子力供給体制」の両方が、
      小規模分散型の 再生可能エネルギーの 芽をつむ。


  新体制を作るのは大變だが、今こそ、發想の転換が 必要。

  青森から東京へ、4万軒分の送電が決まった。

  備蓄は、日本の1週間分。
      石油が無いと、日本経済は、止まる。

  風力発電は、3つの部品の組立で、4日で出來る。

  10年前に、Uターンしてきた 山戸孝さん。島で、最年少。嫁と娘。
     ビワ、びわ茶、ヒジキ、WEB販売などで、なんとか生計。

  「将来、祝島で 生きるかどうか」 は、他の世界を知った上で、
     子ども自身に 選んで欲しい。

  自分は、祝島を 選択した。
     全世界を 知ってるわけじゃないんだけど、ココがいい。
         生きるなら、ココかな、と。

                       音楽 Shing02
                       制作・著作 グループ現代


・・・ワタシも、「生活するなら、鹿児島~♪♪♪」と思って、
    「大好きな 桜島に 見守られながら 暮らしたい~☆」と、
       東京の大學卒業後、敢えて、故郷の 鹿児島で 就職しましたし、

  今も、「少しでも 鹿児島が良くなりますように~☆」と思って
     ささやかに、行動しているので、孝サンの言葉に 共感いたしました。




PS なにせ、映画を見ながら、暗闇★での 走り書きメモ ですので、
      もし、間違いや 錯誤が あったら、ゴメンナサイです。
           あくまで、私的備忘録ですので、ご容赦くださいマセ~☆


【 追 記 】

◆ 「上関原発計画」についての<意見広告>のためのカンパのお願いです◆

     Hiroshima-Kaminoseki Link   呼びかけ発起人 湯浅正恵

 生物多様性条約 第10回締約国会議 (COP10) が、
    今月18日から29日まで 名古屋で 開催されます。

それにあわせて、上関原発計画についての 意見広告記事を、
    英字新聞に出そうと 考えています。

海外からのメディアとNGO、そして政府代表団を対象に、生物多様性の
    ホット・スポットを埋め立てる「上関原発計画」を告知し、

<生物多様性保全>とは相容れない「上関原発建設」を、
    日本政府が、再考するよう強く促すことを 目的としています。

たとえ国民の声に 耳を傾けない政府であっても、国際会議での
    交渉過程への影響を考慮すれば、海外参加者からの視線や声を
         無視することはできないでしょう。


また会期中に 具体的な効果が現れないとしても、日本政府の特殊な
   原子力政策について、広く世界に 注意を喚起するよい機會と考えます。

広告は、原発建設予定地である 田ノ浦の美しい海を 中央に配置し、
   簡明なキャッチフレーズ「A Nuclear Plant Near Hiroshima?」を掲げ、
      その予定地が生物多様性のホット・スポットであることを記載します。

詳細情報のために、会期中に設置される日本生態学会のブース案内と、
   インターネット上のサイトアドレスを入れておきます。

意見広告掲載予定日は会期のできるだけ早い時期にと交渉中です。
   掲載サイズは紙面半分(モノクロ)を考えていますが、カンパ目標額である
       120万円を集めることができなければ小さくなります。

皆様からの呼掛けとご支援次第で、記事の大きさとインパクトが決まります。
   一口1000円で一口以上のカンパを郵便口座に振込みください。

また、ひとりでも多くの方にお伝えください。私たちの力で、日本政府へ、
   そして世界へ、祝島のそして私たちの声を届けようではありませんか。


【振込先】
   ゆうちょ銀行 口座 【記号】 15120 【 番号】9928461

【なまえ】  ヒロシマ-カミノセキ リンク




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Posted by 春風 at 01:00Comments(0)|| 映画
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